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側弯症 駆け込み寺

こんにちは。
今日は以前から考えていることを書きたいと思います。
現在日本にはたくさんの病院があり、糖尿病や高血圧、あるいはがんといった病気でさえ、どの病院にいってもある程度以上に医療を受けることはできます。大変幸せなことだと思います。一方で、側弯症を考えてみますと、我々医師の中の脊椎専門のものでさえ、側弯症をきちんと理解するのは大変難しいことで、僕も毎日少しでも最良の医療が提供できるように、考え、また論文を読み、勉強しています。このような状態ですから、もしご本人やお子さんが側弯症と指摘されても、どうしたらよいかわからないし、お近くの病院に行かれても、あまり解決しないということもあるかもしれません。アメリカでは州に1つ以上必ずスパインセンターがあり、そこには側弯症ユニットが必ずあり、高度にトレーニングされた側弯症を専門斗する医師が複数います。これはアメリカでは脊椎の認定医になるためには全米のたった13か所しかない認定施設で2か所以上の研修を修了しないといけないからです。おのずと競争はとてもきびしく、一生懸命勉強しますし、要請された医師のクオリティもある程度均一になります。日本やアジアの多くの国ではまだこのような制度はありません。ですから私の将来の夢は日本を含めたアジア中の人がとにかくそこにさえ行けば最新最良の脊柱変形の医療を受けられるという脊柱変形に特化したアジアを代表するような施設を将来作ることです。そして、貧しくて、その施設には来られない子供たちには、その国にこの施設のチームを連れていってボランティアで手術をし、社会に貢献するのです。現状では私自身が世界中の脊柱変形の患者さんに最良の医療を提供できる能力が十分ありません。
技量や知識取得の研鑽をますます積んでいつか、夢を実現させたいと思います。
それまで、すこしでもこのブログやサイトが脊柱の変形で苦しむみなさんの助けになると願っています。
では。

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