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またまたアメリカから側弯症手術の見学に来てくれました。

先月に引き続いて今月も3週間前から、以前アメリカでの勤務先のHospital for Special Surgeryからアメリカの先生が手術のトレーニングに来てくれています。8月20日まで約4週間滞在予定で、夏休みも日本で取るとのことで、先週は京都や箱根に観光にいってきたようです。
さて、当院では脊椎側弯症の後方固定術、前方固定術を中心に手術の見学や、レクチャー等を行っています。
今回HSSから来てくれたVenu Nemani先生は帰国後脊柱変形を専門とするさらなるトレーニングを受けるために現在全米一の施設であるワシントン大学のDr.Lenkeのもとで1年間研修をするようです。
彼も私も比較的若いのでこれから20-30年同じ分野で切磋琢磨していくことができればとわくわくしています。
側弯症の世界も世代交代を迎えています。
これまで第一線で活躍してきた世界中の先生がここ5年くらいでたくさん現役から退きます。私のボスのDr. Boachieも9月末でNew Yowkのpracticeを閉じて、ガーナに戻り、後進の育成に当たるということです。
私は幸いアメリカを含めた他の国の若い先生方とたくさん知り合うことができました。
これから彼らと力を合わせて、脊柱変形の治療がより良いものにしていきたいと思っています。
今夏New yorkから来てくれたVenuもその一員になることは間違いないと思います。
願わくばいつか私の教え子たちがかれらのpracticeを見学に訪れて、交換留学のようなことができればと思っています。
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コメント 10

佐藤莉那

初めまして
中学2年です!
私は去年側湾症と診断されて今年の4月に子供医療センターで手術をしました!
最初側湾ってなんだろうって考えていました!
今まで病気なんてしたことがなかったのでとても怖かったです
私の手術をしてくれた先生も側湾症の研究をしています
早く側湾症の原因を突き止めて貰いたいですね
そしてこれからの側湾症の患者さんの進行を抑える薬が出ればこんなに悩むことも無くなるでしょう。ちなみに私は後方固定術です
by 佐藤莉那 (2014-08-25 12:29) 

八木満

佐藤莉那 さん
コメントありがとうございました。
手術頑張りましたね。
大きな手術をせずとも、進行する患者さんはその前に、進行しない人は何もしなくていいように、早期発見治療のための研究を一生懸命行っています。
応援よろしくお願いいたします。
by 八木満 (2014-08-26 12:52) 

佐藤莉那

返信遅くなってしまいました!
側湾症の手術をしてから半年が経ちました
今月にコルセットが外れる予定です!
嬉しい限りです
先生に1つ質問があります!
私の場合家族で誰も側湾症の人がいません
だけど側湾症になりました!
今後に及んで私が子供を生むとき子供にも側湾症の症状が出るのは
0ではないんですよね?
by 佐藤莉那 (2014-11-15 10:20) 

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コメント
by お名前(必須) (2014-11-15 22:48) 

佐藤莉那

追伸です!
未だに肩のあたりの感覚が戻っていません
いつかは戻るのでしょうか?

やっぱり担当医に相談した方がいいでしょうか?
返事待ってます
by 佐藤莉那 (2014-11-15 22:49) 

八木満

佐藤様

特発性側弯症の遺伝は全体30%くらいに見られます。その中でいわゆる親子兄弟間の第1親等では約11%くらいということです。
方の感覚鈍麻は自然に治ることが多いようですが、主治医の先生に聞いてみるとよいでしょう。
by 八木満 (2014-11-17 13:35) 

佐藤莉那

ありがとございます!
木曜日外来なので聞いてみます!
お忙しい中ありがとうございました!
by 佐藤莉那 (2014-11-17 16:50) 

佐藤莉那

何度もコメントさせてもらってる者です
こないだ外来に行って来ました
コルセットも外れ運動制限、荷物制限が取れました
感覚が戻らない件は前より範囲が狭くなってるみたいだったので
良かったです!
1年も経たずに運動制限が取れたことに驚きです
最初は運動制限が取れる予定は1年だったのに驚きです
これって回復力が速いでいいんですよね?
by 佐藤莉那 (2014-12-06 12:45) 

八木満

佐藤様

経過が順調で何よりです。若いので回復が早いのですね。私も佐藤さんを見習って、連日の手術の疲労を翌日まで持ち越さないようにがんばらないとならないですね。
by 八木満 (2014-12-06 15:03) 

佐藤莉那

でも手術は大変ですよね
私の手術も半日以上かかったみたいです
私も先生方みたいに勉強を頑張って看護師になろうと思います

そして同じ病気の子達が不安なときに励ましてあげられる
そんな看護師になりたいとこの病気になって思いました
まさか病気で将来の夢が決まると思っていなかったので
びっくりです!
そしてお世話になった先生方看護師さんたちにお礼をしたいですね!!
by 佐藤莉那 (2014-12-07 20:14) 

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