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側弯症学会に参加します。@リヨン

火曜日からフランスで開かれるScoliosis Research Society とHibbs Societyに発表と会議のために参加します。
この学会は世界で最も権威がある側弯症の学会で世界から厳選された側湾に関する最新の知見の約100題の発表を行います。
私も毎年この学会に発表し参加することを大きな目標としています。
今年もありがたいことの私の提出した演題が採用され、発表の機会をいただくことができました。
私の研究の多くは、手術に臨む前にどのようなことに気をつければ合併症を減らすことができるか、よりよい手術をできるかということをテーマにしています。手術は世界の各地で行われるためにどうしても技量やインプラントに違いがありますが、手術に臨むプランニングや、注意点などを明らかにできれば、世界中で行われる手術の成績が良くなるのではないかと期待しています。
今回は昨年から引き続きHibbs SocietyというSRSの前日に行われる会議にも招待され、講演をすることになりました。これは毎年のテーマの中で最も注目すべきテーマに関してその専門家を招待して話し合う会議です。私の研究テーマが昨年に引き続き最重要問題として取り上げられることになり、招待講演という形になりました。長時間の講演ですから、聞く側にストレスのない英語で話せるか。本当に伝えたいことがわかってもらえるか、不安は尽きませんが、日本人の国際社会での存在感が薄れるばかりの状態は私どもの業界でも同じです。なんとか、日本人もいるんだぞと認めてもらえるよう最大限努力していきたいと思っています。
今回自由参加者以外に招待されているのは私と、来年のSRSの会長のDr.Glassmanだけです。
とても栄誉なことだと思います。強行日程で、到着した日の午後から発表ですが、台風で飛行機が飛ばないという事態だけは避けたいと願っています。

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