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祝!金メダル! 側弯症のスーパーアスリート ウサイン・ボルト

金メダルですね。
自己の世界記録にはおしくも届きませんでしたが、4年前とは違い、必死の形相で走る姿に、オリンピック2連覇を成し遂げる大変さと、達成への執念を強く感じました。
側弯症を公言し、活躍してくれると、患者さんたちもきっと励みになるだろうと思います。
番組製作を通してボルト選手のことを知ったわけですが、このように病気と前向きに付き合う姿には感銘を受けます。
スポーツというのは割と短期間で終わり、結果も1位、2位といった具合にわかりやすいですが、
我々の住む人生という世界はこれとはちょっと違い、何十年という長丁場です。
それから、誰かと競って、1位、2位と順位をつけるものでもありません。
ですが、時には歯を食いしばって前進することや、勇気を出して新しい物事に挑戦することが必要になります。
その過程や決断、努力は自分自身が一番よく知っているはずです。
ですから、自分の人生を振り返った時に、結果ではなく、その過程や決断、努力、誠実さに自分自身に金メダルを与えられるような人生を過ごすために努力することは大事なことだろうと思います。皆さんの人生に金メダルを与えられるのはほかならぬみなさん自身だけですから。
私自身も、日本を含めて世界中の側弯症で苦しむ人々を少しでも多く助ける、その手助けになるという人生の目標のために、一所懸命(一つのことに命をかける:造語です。一生懸命とは違います)に努力したいと決意も新たにしました。

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けんママ

1週間前、たまたま行った近所の整形外科で、7歳の息子に27度の頚椎側わん症(S字)がみつかりました。
この一週間がとても長く、さまざまな情報をみてはさらに不安で混乱しすごしてきました。
今日、八木先生のブログにたどりつき、素晴らしい信念とご活躍に深く感銘し、迷いに迷ってご相談させていただくことにしました。

昨日、息子が「最近、夜中に背中が痛いんだよね」と言いました。
紹介状を書いていただいた大学病院への受診はまだ2週間後になります。
コルセットをつけるまで早くて1ヶ月ほどでしょうか、成長の早い年なのでその間にすすんでいかないか心配でたまりません。
何か少しでもできることはないでしょうか・・・
ただ、何もせずにもおれず、効果がないかもしれないけど体を反対方向に曲げる体操をしたり、体幹機能を鍛えることも必要と知り、とりあえず腹筋・背筋・腕立てを無理のない程度に一緒にやったり、でも果たしてそのやり方もいいのかもわからず、反対に逆効果だったらと不安で迷っています。

変わってあげられるものなら・・・と何度も思いましたが、親は微力だと痛感するばかりです・・・
子供の前で泣かないこと、ポジティブになること、そして、毎日笑顔でいること、この一週間で見つけた私にできることはこれくらいでした。
どうか、先生、ご多忙な日々で大変恐縮ですが、少しでも進行しないために、何か日々できることがあれば教えていただきたいと思います。



by けんママ (2012-09-06 11:06) 

八木満

けんママさん
コメント拝見いたしました。大変ご心配と思います。頚椎は首の骨ですが、頚椎の側弯で間違いないですか?であれば、とても珍しいです。通常は背中の骨である胸椎の側弯が一般的です。頚椎となると先天的な異常かもしれません。いづれにしても、側弯症に詳しい病院で診察を受けるとのことですから、まずは正しい知識を持った先生の診断を受けることです。1か月は問題ないです。
by 八木満 (2012-09-13 07:51) 

けんママ

お忙しい中、お返事ありがとうございました。
申し訳ありません、頸椎ではなく胸椎の上部になります。すみません。
小さい頃の寝かせ方が悪かったせいで、後頭部の左側が右側と比べると平らです。なので、どうしても左に向いて寝ることが多いのだろうとおもいますが、そういった影響も脊椎が左にわん曲した原因でしょうか?
胸椎の上部なのでボストン型のような装具では矯正できないでしょうか・・・
学童期の特発性側わん症の情報が少なく、男の子という症例も少ないので、不安ばかりが大きくなっていますが、男の子と女の子との違いがありますか?
最後に、7歳で27度・・・これから成長期を迎えるにあたり装具治療をしていてもやはり進行していく覚悟が必要でしょうか。
お忙しい中、お返事をいただけたのがうれしくて、また質問ばかり綴っていまい申し訳ありません。
初めよりも少し側わん症という病気のことが分かってきた分、まだ、何も知らずに笑顔で遊んでいる息子をみるのが、正直とてもつらいです。
ご無理のない範囲でまたお返事いただけたらと思います。

by けんママ (2012-09-13 17:26) 

八木満

けんママさん。近位胸椎の側弯症もやはり、比較的めずらしいです。カーブの最も飛び出している脊椎がある程度頭に近いとおっしゃるようにBoston Braceでは十分な効果が得られないと思います。寝るときの頭の向きはおそらく関係ないでしょう。7歳で27度であれば残念ながらかなり高率に進行していきます。いづれ手術になるだろうと思っていた方がよいかもしれません。まずは正しい知識を持った医師に受診して、診断を確定させ、適切な治療を行うことがよいでしょう。
by 八木満 (2012-09-14 07:55) 

けんママ

八木先生、日々大変お忙しい中、お返事恐縮いたします。
先天的なことや他の影響であることも視野において、受診日には心をしっかりもちたいと思います。
先生のご活躍を心より応援いたします。ありがとうございました。
by けんママ (2012-09-14 11:25) 

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