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側弯症 ベプター グローイングロッド

今日はマニアックな話です。
先天性側弯症やとても小さな特発性側弯症お子さんのに対して背骨を固定しないで伸ばしながら脊椎のカーブをコントロールする手術として、VEPTRやGrowing Rodが最近行われています。とても良い手術ですが、いくつか欠点もあり、その中の一つに、成長終了まで何度も6カ月おきに手術をして、背骨を伸ばす器械の延長を行わなければなりませんでした。そのための解決法として、最近Shillaという手術技術が試みられています。これは以前にもお話ししたかもしれませんが、アメリカのMacrathy先生が韓国の新羅(shilla)というホテルを滞在中に思いついたためにこの名前がつけれらていますが、(新羅は韓国の王朝ですよね)背骨の形に添ってあらかじめ曲げられたロッドを体に埋め込み上下にスクリューをつけて背骨に固定して、子のスクリューが背骨の成長に伴ってロッドの上を滑って行くことで、背骨の成長に伴って、ロッドに沿って背骨が育ち、なおかつたびたびの手術が必要ないという方法です。日本ではまだ行われていませんが、未来を感じる方法です。もう一つはVEPTRやGrowing Rodを外から伸ばそうというものです、1つは磁石の力を使って背中を切ることなしに伸ばすもの、もう一つはリモートコントロールの原理を使ってのばすもの の2通りがあります。いづれもまだアメリカでも販売はされていませんが、有望な方法です。こうして考えてみると、科学技術の進歩や人間の発明というのは本当に医学の発展に寄与しているのですね、私もいつか、側弯症でお困りのみなさんの少しでも役に立つように、医学を発展させたいと思っています。
では。

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